EVERCUT FURTIFを厨房で使い始めて10日。切れ味が落ちてきました。
切れなくなった訳ではありません、少し切れ味が落ちてきたんです。
切り辛くなったと感じるのは、皮の硬い野菜、ミニトマトやパプリカを切るときにスッと包丁が入らなくなってきました。
そのほか、皮を取り除いた魚のフィレの血合いを削り取る作業時にも、切れないなと感じますし、肉の筋を切るときにも力を入れないと切れ辛くなってきました。
ですがそのほかの野菜なら問題なく切れます。鶏肉や豚肉、ベーコンなどは難なく切れるので家庭で使うなら問題はありません。
▼最終結論。使用1カ月後のレビュー。
問題は切れ味が落ちた状態でもそのまま使わないといけない。
普通の包丁ならここでシャープナーなどでササッと刃先だけ砥げば問題なく切れ味を取り戻すのですが、そもそもエバーカットの場合は砥いではいけないのです。
砥ぎたての包丁の刃は顕微鏡などで見るとギザギザとのこぎり状になっているから、食材に包丁を当てた時に食い込み易いのです。
刃先のギザギザが磨り減り切れ味が落ちたらシャープナーで刃先を荒くします。
こうする事で簡単に切れ味が復活します。
Zwilling ツインシャープ スチール棒 32576-231
- 出版社/メーカー: Zwilling J.A. Henckels
- メディア: ホーム&キッチン
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エバーカットは10日でこのギザギザが落ちてきたということになります。
買ったばかりの包丁は良く切れます。これはどんな包丁でも同じです。エバーカットだけが特別切れる訳ではないです。
ただグローバルの包丁と比べるならエバーカットは砥ぎが甘いです。
おろしたてのグローバルの包丁は一般的な砥石で一生懸命砥いでも、ここまでの切れ味を得る事は不可能な領域です。
ただ普通に切れ味は落ちてきますが、砥石で砥ぎ直せばいい訳ですからね。
包丁の柄が四角い
人目を引きつけるような革新的なデザインですが握り辛い。
しかもプラスチック製であるので滑りやすい。
刃全体を覆う黒い特殊コーティング
これがあるおかげでスポンジの緑の面でこすって洗う事ができないんです。
剥げてきますから柔らかいもので擦って洗わないといけません。
切れなくなったら郵送しなくてはいけない
生涯保障で無償で砥ぎ直してもらえるのはありがたいのですが、わざわざ箱に詰めて、宛先を書いて、郵便局に持って行って修理に出すのって面倒じゃないでしょうか。
まとめ
いつもいい切れ味の包丁を使っている方にはちょっと物足りないでしょう。
包丁は切れ味が重要だと考えている方にはおすすめはできません。
絶対に砥石なんて使いたくない、切れ味をそこまで求めないという方にならおすすめは出来ます。
▼Amazon
FURTIF EVERCUT Santoku エバーカット・フルティフ 三徳包丁
エバーカットは通常のステンレス包丁よりは長持ちしますけど、新品時の切れ味が変わらない訳ではないですね。
ですが、まだまだ家庭でなら使える程の切れ味。
気になるのはここからどのぐらい切れ味が落ちないかだと思いますので今後も継続して使用していきます。
いい切れ味を求めるなら高硬度ステンレスのモリブデン鋼やハイス鋼、ダマスカスなどを買う事をおすすめします。
僕はいつも鍔屋さんの本焼きモリブデン鋼を使っています。
砥いでから5日~1週間程度で少し切れ味が落ち、シャープナーなどを使えば3週間~6週間くらいは砥石を使わなくても使用できます。
素晴らしい切れ味で包丁を使う、それには砥ぐ事は必須です。
1万5千円程でグローバルの3点セットが買えます。
ただ、当たり前ですけど砥がないと切れなくなりますよ。
GLOBAL 三徳3点セット(三徳包丁 ペティナイフ スピードシャープナー) GST-46
- 出版社/メーカー: グローバル
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7/26 追記 使用から2カ月間継続して厨房で使っていますが、驚くべき事に、この10日目の切れ味から全く落ちていません。