紅茶のシフォンケーキのレシピ
一般的なシフォンケーキの分量に少し工夫をしてよりおいしく、より軽い口当たりにしました。
グラニュー糖の代わりに蜂蜜を使い、コクとしっとり感を与え、薄力粉の代わりにコーンスターチを加え軽い口当たりに。
コーンスターチがなければ片栗粉でも代用できます。
こんなふわふわなのはコンスターチのおかげ。
シフォンケーキのシフォンは絹織物の事。柔らかくふわふわな食感から名付けられたのでしょう。
一方フランス語でシフォンは『雑巾』『布切れ』を意味します。なのでそのままシフォンケーキと呼べば....雑巾ケーキ!?
ですから別の呼び方の天使のケーキ ガトーデザンジュ Gâteau des angesとも呼ばれます。
ange アンジュは天使の意味でdes angesと複数形にしてリエゾン(2つの単語の間に起こる発音変化)して発音するとデザンジュとなります。
フランスでは全くもって人気がない、と言うか、知っている人がすくないんでしょうか?
ケーキ屋にもカフェでも一度も見かけた事はありません。
分量 17~18cmシフォンケーキ型
紅茶大さじ1(アールグレイがおすすめ)
牛乳50ml
卵黄4個
はちみつ30g
植物油30g
コーンスターチ又は片栗粉80g(薄力粉でも可)
卵白4個
グラニュー糖40g
ホイップクリーム(糖分10%)
作り方
紅茶の葉を指で潰して少し細かくします。熱々の牛乳を加えそのまま常温まで冷ましておきます。
卵黄と卵白を分け、卵白はボウルごと冷凍庫に入れておきます。なぜ冷凍庫に入れるのかは後ほど説明します。
卵黄にはちみつ、植物油、先ほどの紅茶と牛乳を入れ混ぜます。
粉類をふるってホイッパーでよく混ぜ合わせます。
卵白とグラニュー糖でメレンゲを作ります。メレンゲが作れない、固く泡立たないという方はコツをしっかりと呼んでください。これさえ守れば失敗のしようがありません!
メレンゲの作りのコツ
- メレンゲ作りにはプラスチックのボウルは使わない事。ステンレスかガラスを使う事。
プラスチックボウルは洗っても油を落としきれない事があります。油があるとホイップしても固いメレンゲになりません。
- 卵白と卵黄を分けたら出番が来るまで卵白を冷凍庫に入れておく。
卵白を半凍りにすると早く泡立つというのは間違いです。卵白は温度が低いと泡立ちにくくなりますが、キメの細かい安定性のあるメレンゲが作れます。卵白と卵黄を分けたら出番が来るまで卵白を冷凍庫に入れておきましょう。
- 最初は砂糖を加えずに泡立てる
安定したメレンゲには砂糖は必須です。しかし最初から砂糖を加えると泡立ちにくくなりますから、ある程度泡だったら1/3を加えホイップ、その後また1/3を加え……電動の場合は泡立ちスピードが早いので1/2ずつでOKです。
シフォンケーキの場合はしっかりと角が立つ状態まで泡立てます。
メレンゲの1/3を卵黄生地に加えホイッパーで混ぜます。
その後メレンゲのボウルに一気にいれゴムベラで混ぜます。こうすると濃度が付いてメレンゲと混ぜるのが楽になり、手早く混ぜることができます。
型に流し入れ170℃のオーブンで35分焼きます。25分を過ぎて焼き色が付きすぎだと感じた場合は場合はアルミホイルをケーキの上に載せてください。
焼きあがったら型を逆さにして冷まします。ケーキが萎んでしまわないように逆さにします。
今回使ったこの型は逆さにしやすいようなのか足がついてたんですが、短い足なのでそのままテーブルに逆さにするとケーキが潰れてしまいます。何のための足なんでしょうかね。
ケーキを型から取り出す場合はナイフやスパチュールなどを差し込んでもいいですが、手でケーキを押し込んではがすこともできます。
シフォンケーキの上の盛り上がりが気になるなら包丁で切り取ってください。特に見た目にこだわらないならそのまま召し上がってください。
生クリームに砂糖を10%加えホイップし、柔らかめのクレームシャンティを作ります。クレームシャンティは泡立てた生クリームに甘みを付けたものです。
シフォンケーキには必ずクレームシャンティ!ふわふわの生地と生クリームのおいしさよ!なんなんでしょうかこの相性は?
シフォンケーキって買ったら高いけど、作ったらそんなに材料費はかかりません。最初の型を買う時と生クリームが少し高いですけどね。
ただ、ケーキが型に頑固に張り付いていて、型を洗うのがとても面倒。水につけておいても頑張ってこすらないと落ちません。
シフォンケーキはこの洗浄作業による肉体的、精神的ダメージで「おいしかったから次も作ろう」なんて気持ちがなくなるのが問題なのですよ。
だから紙の型を使うもありでしょう。使い捨てできるので洗う手間が省けます!これでシフォンケーキ食べ放題の夢が叶いますね !?