新品時の切れ味が10日しか持たなかったと前々回のレビューで書きました。
それからも使い続け一ヶ月以上がたちました。
気になる切れ味ですが、驚くべき事に10日目以降ほとんど落ちていません。
(7/25追記 使い始めてから2か月が経ちましたが、10日目の切れ味からほとんど落ちていません。毎日のように厨房で使っていますが切れ味が落ちないです。)
パプリカの皮、ミニトマトの皮に刃を当てた時になんの抵抗もなく切れるような切れ味ではありませんが、普通のトマトや他の野菜は切れます。
肉のスジは切れにくいけれど、鶏肉を一口大に切ったり、ベーコンを切ったりするのは問題ありません。
日頃からよく手入れした切れる包丁を使ってるなら物足りないと思う切れ味ですが、半年以上研いでない、トマトも切れない様な包丁を使ってる方には十分な切れ味です。
はっきり言ってうちの実家の包丁より切れますからね。
なぜ10日で切れ味が落ちたか?
それは包丁の刃先の凸凹が摩耗したからです。この凸凹は約1/1000mm。
いくら固い材質でも摩耗は避けられません。
その後の切れ味は材質や刃の角度や刃付けの仕方によって変わってくるようですが、簡単に言ってしまえば次のように言えると思います。
- 刃が鋭角であれば良く切れるが耐久性がない
- 刃が鈍角であれば切れ味はいまいちだが耐久性がある
エバーカットの場合は素晴らしい切れ味よりも耐久力を重視しているので後者に当てはまります。
これはどちらが優れているかと言う話ではなく、自分の好みや環境に合わせて使うという事です。
これは車を購入する際でも同じですね。
- 鋭い加速が出来るが、燃費の悪い車。
- 加速はいまいちだが、燃費が良い車。
(こんな単純な話だけではないですけど)
自分の好みや環境に合わせてどちらを選択するかと言う事です。
切れ味がよい包丁を使いたければ、研ぐことが必須です。
砥石を持っていない、そもそも使いたくないのであれば切れ味に贅沢は言えません。
「プリウスを買ったんですが、高速でアクセルベタ踏みしても300kmはおろか180kmも出ないんですよね…」
「ファッ⁉︎」
完璧な道具は存在しないのです。それぞれの特徴を活かした使い方を把握しなくてはいけません。
フランスまでの送料
エバーカットは生涯保証が付いてます。切れなくなったら研ぎ直してもらえます。送料はこちら負担ですが片道の送料だけです。
ただ修理の為にはフランスに送らないといけないのです。
高そうだなと、思って実際にフランスまでの送料を調べてみると
EMSで送料1800円ほど。
もっと安く済ませるなら、国際eパケットを利用して1085円です。
思ったより安いんですよね。
砥石を使わない人にはおすすめ
一カ月使って見て、これなら母にプレゼントしてもいいなと思えるようになりました。
砥石を使わない人にはおすすめできます。
従来のセラミックの包丁は折れやすい欠点がありましたが、エバーカットは金属ですから折れにくく、セラミック包丁の5倍の耐久性があります。
これからの家庭包丁はチタンの時代ですね。
でも包丁は切れ味だろ!と思う方にはエバーカットはおすすめできません。
日本の一流メーカーの包丁を買って、砥石で研いで使って下さい。
エバーカット使用時の注意点
少し厄介なのが黒い特殊コーティング。包丁を洗う時スポンジの緑色の固い部分を使うとコーティングが剥げてくるので柔らかい方で洗う事。
また包丁の柄が角ばっているので握り辛さも感じるかもしれません。
この二つの点が気に入らないのであればエバーカット オリジンというモデルもあります。
さてあなたはどのような包丁が欲しいですか?
FURTIF EVERCUT Santoku エバーカット・フルティフ 三徳包丁
- 出版社/メーカー: TARRERIAS-BONJEAN社(フランス)
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