フランスでクリスマスになるとよく目にするもの、スーパーなら牡蠣、フォアグラ、シャンパン。パン屋ケーキ屋ならブッシュドノエル。花屋ならクリスマスツリー用モミの木。フランスでクリスマスツリーは本物のモミの木を買って家に飾る習慣があります。
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クリスマスツリーの発祥地
クリスマスツリーはフランスのアルザス地方が発祥と言われています。アルザス地方はドイツとの国境沿いにある都市です。クリスマスツリーの飾りつけで丸いキラキラしたボールをよく飾りますよね、これはリンゴをイメージしているものなんだそうです。何でリンゴなのかというとアダムとイヴの木をイメージしているそうな。
こんな風に花屋で売られています。これは本物のモミの木なので当然枯れてきます。クリスマスが終わればゴミとして処分されることとなります。葉が抜けて部屋を汚さないように品種改良されているモミの木なんだそうです。
値段は大きさによって20€~50€。モミの木を買う人々はやはり少し裕福な方々です。当然毎年買い換えないといけない訳ですからね。もちろんプラスチック製のクリスマスツリーもおもちゃ屋など売っています。
しかしなんと、クリスマスにフランス人がクリスマスツリーを家庭で飾るのは40%のみ!お隣のドイツではなんと90%!
そうクリスマスツリー発祥のアルザスのルーツはドイツ、アルザス語と言われるドイツ語の方言を話す人々も多いと言います。アルザスは現在フランス領に属していますが、もともとはゲルマン系の人々が発展させた都市であり、時にはドイツ領だったり、時にはフランス領だったりと複雑な歴史を持ちます。このことからもやはりクリスマスツリーはドイツから広まった文化なのでしょうね。
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