フランスでは12月になると目にする事が多くなるお菓子がパンデピスです。
ハチミツの優しい甘さと香辛料を沢山使って作るお菓子で、パン屋などに並び始めるとクリスマスへのカウントダウンが始まったなと感じる季節のお菓子です。
バンデピスはスーパーなどにも並びます。ドイツのシュトーレンやイタリアのパネトーネと同じ棚に並べられます。しかしその二つに比べて売れ行きがいまいちな感じがします。
スパイスが強い、ドライフルーツが入っていないなどの理由で子供に受けが悪いんじゃないかな?
またパンデピスはフォアグラのテリーヌ、青カビチーズなど塩分の強いチーズと一緒に食べられたりもします。お菓子として食べる他にも食事の付け合わせ的な楽しみ方が出来るお菓子です。
今回のレシピではレーズンとオレンジピール、アーモンドパウダーにアーモンドスライスを加えて、見た目と香りを華やかに仕上げてみました。
スパイスとオレンジピールの香りがとてもよく合います。シナモンロールとか八つ橋が好きな方はきっとパンデピスも好きだと思いますよ。
またシュトーレンなどの発酵菓子などと比べるとパンデピスは混ぜて焼くだけの作り方なのでとっつきやすく作りやすいと思います。
パウンドケーキ型18cmの分量
- 中力粉 100g
- パンデピススパイスミックス 大さじ1
(スパイスミックスの内容はシナモンパウダー小さじ2、ジンジャーパウダー小さじ1/2、ナツメグパウダー小さじ1/4、カルダモンパウダー小さじ1/4)
シナモンパウダーのみ又はシナモンパウダー小さじ2に五香粉小さじ1でもいいと思います。
- ベーキングパウダー 小さじ1.5 約6g
- アーモンドパウダー 50g
- 50ml 牛乳
- 125g はちみつ
- 50g バター
- 全卵 1個
- ブラウンシュガー 25g
- 50g レーズン
- 50g オレンジピール
- 15g スライスアーモンド
作り方
まずは粉類を一つのボールに入れ混ぜ合せます。粉類は特に振るわなくても大丈夫です。
牛乳、はちみつ、バターを鍋に入れ少し温めて溶かします。バターとはちみつが溶ければいいので熱くし過ぎないでください。熱いと粉類と混ぜた時にベーキングパウダーが反応してしまいます。
小さなボールで卵とブラウンシュガーを混ぜます。
粉類と液体を混ぜ合わせ、レーズン、細かく切ったオレンジピールを加えて型に流し込みます。その上にスライスアーモンドを散らします。
型は18cmX8cmX8cmを使いました。
170〜180℃に余熱したオーブンで30分〜35分焼きます。
常温まで冷ましたら、ラップやアルミホイルで覆い、1晩から1日寝かしてケーキをしっとりと落ち着かせます。
香ばしいアーモンドとオレンジの香り、スパイスが一体となったパンデピスです。
材料さえあれば発酵菓子のシュトーレンよりも簡単な作り方ですのでぜひ試してみてください。
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