今や年末の定番のお菓子になったドイツのお菓子シュトーレンの作り方です。
フランスでも11月末から見かける事が多くなってきます。
スーパーでは一人用の小さいシュトーレンがずらっと並びます。その隣にはイタリアのパネトーネも小さい一人用サイズで置かれています。
さて、シュトーレンは単なるお菓子ではなくイーストを使って発酵させて作る発酵菓子です。
生のイーストが手に入るならそれに越したことはないですが、家庭で作る場合は通常インスタントイーストを使います。
そしてこのインスタントイーストは糖分の高い生地でも発酵させる事の出来る活発な菌のイーストを使いましょう。
一般的なインスタントイーストは糖分が高いと発酵がなかなか進まず、焼成後に目詰まりしたような仕上がりになります。
ですから必ず耐糖性のインスタントドライイーストを使って下さい。
Safの金のラベルのインスタントドライイーストなら間違いないと思います。
分量
- 中力粉 250g
- 砂糖 50g
- 塩 3g
- 全卵 1個
- 溶かしバター 80g
- 牛乳 80ml
- シナモンパウダー 小さじ1
- ナツメグ、カルダモン、クローブなどのミックススパイス 小さじ1/4
- インスタントドライイースト 9g
- アーモンド 50g
- レーズン 100g
- オレンジピール 50g
- アーモンドパウダー 50g ←入れなくてもOK
- ダークラム又はブランデー 30ml
- 溶かしバター 50g
- 粉糖
作り方
まずは粉類をボールに入れ、溶かしバター、人肌に温めた牛乳を加え混ぜ合わせます。
ある程度まとまったら取り出し、10分ほどよく捏ねます。
生地を薄く伸ばしドライフルーツとアーモンドを加え生地に練りこみます。温かい場所で乾燥しないようにラップや布巾をかけ1時間発酵させます。
生地を伸ばし、2/3ほど折り返して30分発酵させます。
余熱したオーブン170~180℃で30分焼きます。焼けたらラム酒、溶かしバターをまんべんなく染み込ませます。そのまま軽く粗熱をとり、バターがよく染み込んだら粉糖をたっぷりと振りかけます。このままラップや袋に入れ最低でも1~2日寝かせます。
クリスマスイブの4週間前からイブまでの期間を「アドベント」というのですが、この期間はキリストの降誕を待ち望む期間で、ドイツなどではちょうどアドベントが始まる日にシュトーレンを作り、クリスマスまで毎日一切れずつ食べるなどの習慣があるようです。
そして大変日持ちのよいお菓子で、寝かせることでよりおいしくなるとも言われます。
発酵菓子を作るのは手間がかかるんですが、それに見合うおいしさがシュトーレンにはあります。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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