パーティーなど大人数の為の料理となるとなるべく好き嫌いが分かれない様な料理を出したいところですね。子供でも食べやすく、作るのに手間がかからない割に見栄えが良い。そんなワガママな条件を満たすのがミートローフでしょう。
ミートローフとハンバーグの違い
ミートローフってハンバーグと味が似てますよね。というか型に入れて焼いたハンバーグじゃないかとも思う方も多いのではないでしょうか?
それもそのはず、ミートローフはハンバーグとほとんど同じ材料。挽肉に玉ねぎやパン粉、卵、スパイスなどを混ぜて型に詰めてオーブンで焼いて作ります。
フランスでのハンバーグ
ちなみにフランスではハンバーグをステークアッシェと呼び、直訳するとみじん切りにしたステーキという意味になります。牛肉100%ですから中がまだ赤い状態、しっかりと火が通ってなくても食べることが出来ます。
このレシピでは日本のハンバーグと明確な違いを持たせる為にハーブで香りを付け、ソースにも普段は使わないであろうバルサミコ酢を使ってひと工夫してみました。
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分量
ハーフサイズのテリーヌ型1台分
- 玉ねぎみじん切り 1個分
- ニンニクみじん切り 1片分
- 牛挽又は合挽 500g
- 卵 1個
- ケチャップ大さじ2
- ウスターソース大さじ1
- オレガノ 小さじ1/2
- 塩 小さじ1/2
- パン粉 50g
- 黒コショウ
- バルサミコトマトソース
- 玉ねぎ角切り 1/4個分
オリーブオイル
- バルサミコ酢 100ml
- トマトピューレ 100ml
- ウスターソース 大さじ1½
- 塩ひとつまみ
作り方
玉ねぎ1個とニンニク1片をみじん切りにしフライパンで炒め冷ましておきます。
挽肉に卵1個、ケチャップ大さじ2、ウスターソース大さじ1、オレガノ小さじ1/2、塩小さじ1/2、パン粉50g、黒コショウ、冷ましておいた玉ねぎニンニクを加え練り混ぜます。少し粘りが出てくるくらいまで混ぜます。
より粘りを出したいときは先に塩だけ加えて混ぜるのですがデメリットとして焼き縮みが激しくなります。特に一度も冷凍されていない挽肉(挽肉にする塊の肉の段階でも冷凍品ではないもの)だとより粘りが出やすく焼き縮みも激しくなります。
中に大きめの具材を入れて仕上げる時には粘りがあった方が型崩れせずに仕上がるので良いのですが、そうでない場合は特に必要ないでしょう。
混ぜた挽肉をひと握り手に取りハンバーグを成型するときと同じ要領で空気を抜き、順次テリーヌ型に隙間なく詰めていきます。途中側面にローリエを半分にちぎったものを入れましょう。
蓋をせずに焼くのでそのまま上に乗せただけでは焦げてしまい香りが全体に広がりません。側面に入れれば焼いている時に出てくる肉汁が媒体となって香りがミートローフ全体に広がります。ローリエはフランス語、英語だとベイリーブ、日本語だと月桂樹と言います。
使った型はエミールアンリの型 内側のサイズは13cm×9.5cm 高さ6cm
下のリンクは全長で表記されていますが使った型と同じサイズです。蓋をして取っ手の上までの高さが11cmです。
160℃のオーブンで80~90分焼きます。焼き上がりの確認は串を刺し抜いてみて透明の肉汁がその穴から湧き出てくるようならOK。そのまま常温で冷ましておきます。
バルサミコトマトソース
玉ねぎ1/4個を小さめの角切りにしオリーブオイルで炒めます。色を付ける必要はないので弱火から中火で玉ねぎが半透明になるくらいまで炒めます。
バルサミコ酢を加え5分煮詰め酸味を飛ばします。トマトピューレを加え一度沸騰させたらウスターソースを大さじ1½と塩をひとつまみ加えます。子供でも食べやすくするなら砂糖を少し加えてもいいかもしれません。
日持ちを長くしたい場合は型から取り出さずに食べる分だけ切り取りましょう。