EMOJOIE CUISINE えもじょわキュイジーヌ

フランス在住のキュイジニエ(料理人)  レシピ,料理の科学,キッチンツール,フランス関連,その他雑記などを綴っています。 

ウィークエンドシトロンの作り方

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8月30日に三冊目のレシピ本が発売されます!

お菓子作り未経験でも作れるように出来るだけ詳しく写真付きで解説しています。基礎を学びたい、お菓子作りを初めてみたい方のための本です。

 

パリ在住の料理人が教える 一生ものの定番スイーツレシピ

パリ在住の料理人が教える 一生ものの定番スイーツレシピ

 

 

レシピは合計20品。定番で人気のあるデザートを選びました。

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その中からレシピ本の詳しい解説に乗っ取ってウィークエンドシトロンを紹介いたします。

 

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分量

( 18 × 8 × 6.5㎝パウンド型 1 台分)
無塩バター 100g
レモンの皮 1/2 個分
レモン 1/2 個
はちみつ 30g
全卵 2 個(100g)
グラニュー糖 70g
ベーキングパウダー 小さじ1/2(2g)
薄力粉 120g
<飾り用>
粉糖 50g
レモン汁 小さじ2(10㎖)
ピスタチオ 少々


※レモンの皮を使うときは、防腐剤無添加、または無農薬レモンを使うようにしてください。

 作り方

1.レモンの皮を削る

※皮を削ると白い部分が出てきますが、香り成分はあまりなく苦みが強い部分ですから削らないように注意しましょう。

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2.レモンの果汁を搾る。スプーンを差し込んで動かしながら搾る。搾り器(スクイーザー)で搾ってもよい。

そのまま手で潰して絞るよりもスプーンを差し込む事でより多くの果汁がとれる。スプーンがスクイーザーの代わりとなります。

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3.卵とグラニュー糖を混ぜ合わせる。

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泡立てる必要はありませんが、ここではしっかりと砂糖を溶かしておきましょう。しっかりと溶かさずに焼いた場合、ケーキの表面に砂糖が白い斑点となって表れてきます。 

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4.バターを600Wの電子レンジに20秒ほどかけ、やややわらかめのポマード状にする。

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5.4 にはちみつを加えて混ぜる。

はちみつはスプーンを使って入れてもいいのですが、計量したあとにはスプーンに大量のはちみつがくっついてしまいます。下にキッチンスケールを置いて瓶から直接入れて計る方法をおすすめします。

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6.ボウルにレモンの皮、果汁、3 の卵液を5 に加える。

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7.粉をふるってボウルに加える。

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8.ホイッパーで粉が見えなくなるくらいにざっくり混ぜる。

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9.粉が見えなくなればOK。

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10.生地の1/4量ほどを型に入れ、四隅まできちんと行き渡らせる。

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11.残りの生地を入れ、平らにならす。

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12.170℃に予熱したオーブンで20分焼いたら取り出し、水で濡らした包丁で真ん中に切れ目を入れる。こうすることでパウンドケーキらしい割れ目ができる。

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13.オーブンでさらに40分焼き、取り出して型を台に打ちつけ、熱いうちに型からはずしてさます。(型をテーブル打ち付ける理由は本の別のページに解説があります)

敷いたクッキングシートはそのままにしておきます。焼いた当日は焼き色の
ついた部分がかためです。さめたらケーキにぴったりとラップをし、時間をおくとしっとりとしてきます。次の工程は翌日以降にしてもよいでしょう。

 

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14.ケーキの膨張した部分を切り落とす。お好みで切り落とさずにそのままでもよい。

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15.粉糖とレモン汁を混ぜ合わせてアイシングを作る。

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16.ケーキの上からアイシングをかける。

かためのアイシングをかけていますが、少量の水やレモン汁を加えてのばし、ケーキ全体に塗ってもOKです。

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17.ピスタチオをみじん切りにして、ケーキの上に飾る。

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出来上がり!

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 その他にも本には基本のテクニックとして、スポンジケーキを綺麗に膨らませて作れるようになる生地の混ぜ方の詳しい解説や、粉を加えたら何回混ぜるか、生地の焼き温度に関する豆知識、膨らまなかった原因の対処法などが書いてあります。

お菓子作りで失敗が多いんですと言う方、お菓子作り未経験ですという方に読んで頂きたい本です。

Amazonにて予約受付中ですので興味があればぜひ!

 

パリ在住の料理人が教える 一生ものの定番スイーツレシピ

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