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フランス在住のキュイジニエ(料理人)  レシピ,料理の科学,キッチンツール,フランス関連,その他雑記などを綴っています。 

フライパンで作るフランスのクリスマスケーキ 簡単ブッシュドノエルの作り方

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 ブッシュドノエルとはクリスマスの薪という意味。フランスのクリスマスと言えばシャンパン、フォアグラ、ローストチキン、そしてブッシュドノエルが定番。

家族と一緒に過ごすのが普通で、実家に帰るのもクリスマス時期。なので25日には飲食店がほとんど閉まる為夜は出歩く人が少ないです。

逆に12月31日から1月1日は友達とわいわい過ごすのが多いです。日本とは逆ですね。

そのブッシュドノエルをオーブンを使わず、分量もシンプルにアレンジしてみました。


 

     
    NO OVEN French Christmas cake 『Bûche de Noël』フライ ...

 

材料 4人分

スポンジ生地 ティファール 27~28cm使用
  •  全卵    2個

  • グラニュー糖 25g

  • 薄力粉    30g

  • 牛乳     20cc

シロップ
  • 水      10cc

  • グラニュー糖 5g

  • リキュール  10cc

チョコレートクリーム
  • ダークチョコレート カカオ分55%前後がオススメ 90g

  • 生クリーム 乳脂肪分35%~40% 150g

 

  •  苺   10個
  •  粉砂糖 適量  

 

スポンジ生地 

全卵とグラニュー糖を湯煎にかけ、40℃程まで温めます。

全卵は温めると泡立ちやすくなります。

40℃程に温まったら湯煎から外し泡立てます。

 

生地を落としてみて跡が残るぐらいまで泡立てます。 

 

薄力粉をふるって入れます。すぐに焼けるようにフライパンは温めておいてください。

 

泡を潰さないようにさっくりと混ぜます。その後牛乳を加えます。牛乳を入れると生地の水分量が増し、焼き上がりがしっとりします。

 

生地を一気にフライパンへ。火加減は弱火にします。アルミホイルなどで蓋をします。

 

T-fal フライパン 「IHファンクション」 28cm E44206

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T-fal 鍋蓋 フライパンカバー 22?30cm対応 L99899

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アルミの蓋を取らずに5分加熱すればほとんど火は入っていると思います。指で触ってみてくっつかない様ならOK。

 

オーブンシートなどを使い裏返し、軽く焼きます。

 

焼きあがったらすぐにラップをし常温まで冷まします。

 

チョコレートクリーム

チョコレートを細かく刻み湯煎で溶かします。お湯の温度は60℃。それ以上高い温度だとチョコレートが変質してしまいます。

 

ヴァローナ・バローナ フェーブ型 エクアトリアル 55% 100g

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チョコレートが溶けたら生クリームを3回ほどに分けて加えます。冷たい生クリームを加えて下さい。

 

きれいに混ざればOK。そのまま常温で使います。

もしダークチョコレートが無くてミルクチョコレートで作る場合は甘さが強いので50gにして下さい。

その場合ただ混ぜるだけではゆるいのでそのままホイップをして固さを調節する必要があります。

色も薄いしチョコレートの味も薄いのでおすすめはしません。

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ロールケーキで土台を作る

両端を切り取ります。この部分は後で使います。

ロールケーキの最終部分に傾斜をつけるように切り取ります。

 

水と砂糖をレンジにかけシロップを作ります。

そこにリキュールを加えます。キルシュやコワントロー、ブランデーなどお好みで。

リキュールを使いたくない、又は無い場合は省略。

 

コアントロー ハーフ 350ml NEW

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シロップを生地に浸み込ませます。

 

チョコレートクリームを薄く塗り、写真のように苺を並べます。

 

空気が入らないように巻き込みます。

 

チョコレートクリームを塗り仕上げる

チョコレートクリームを塗り、切れ端を丸めたものを上に乗せ切り株を作ります。

クリームはきれいに塗らなくてもOK。

もしクリームがぼそぼそに固くなって来たなら、室温が低くチョコレートが固まってきたためです。

ぬるま湯の湯煎にほんの少しかけて温度を少し上げてください。くれぐれも温めすぎにはご注意を。

 

切り株にもクリームを塗ったら、フォークで薪の模様をつけます。

 

デコレーション

 

粉糖で仕上げる前に冷蔵庫でよく冷やしてください。冷やさないと粉糖が溶けてしまいますよ。

これで完成です!

 

ブッシュドノエルに通常はバタークリームを使うんですが、手間もかかるし、こってりとしすぎるのでチョコレートと生クリームで代用しています。

生地も牛乳を加えることでしっとりとした仕上がりになっています。

 

いかがでしたでしょうか?結構手間はかかりますがオーブンがなくても、器材がなくても、立派なブッシュドノエルが自宅で作れます。

ぜひ今年のクリスマスは手作りブッシュドノエルに挑戦してみてくださいね。

 


弓田亨のフランス菓子

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