あたりまえですがフランスのスーパーには日本には無い食材がたくさんあります。初めてフランスに来たらスーパーに一度は行ってみることをおすすめします。観光客向けではないので安いですし、珍しい食材があるので見ているだけで楽しいですよ。
それにお土産用にも最適なものが見つかるかもです。
フランスのスーパーの品ぞろえ
まずは旬のきのこ。ジロールというきのこです。日本ではあんず茸と呼ばれています。日本語名があるということは日本にも自生しているのでしょうが見たことないですね。 主にバターでソテーして食べられます。
こちらはセップと呼ばれるきのこ。イタリア語名のポルチーニの方が有名でしょうか。 こちらもシンプルにソテーして、又は生クリームを入れてクリーム煮のように調理されます。
トロンペット・ド・ラ・モー。死者のトランペットという恐ろしい名前のきのこです。日本語名 黒ラッパ茸。
野菜も豊富!
トマトもいくつか種類があり、黒いトマトやら細長いトマト、下の写真はクー ドゥ ブッフ、牛の心臓と名前が付けられたトマト。値段はトマトの中で一番高く、味も最高です。旨みがものすごい。
ナスは大きくて皮が硬く、中に種が混じっていることも多いです。ナスは日本のナスに限りますね。
丸いズッキーニもあります。味は普通のズッキーニと変わりません。
ラディ ノワール。黒大根とは言うものの中身は白い大根。私はフランス人が買っていく姿を一度も見たことがありませんがいつも置いている。売れてるんでしょうか?ちなみに白大根はあまり見かけませんし、あっても中心がスポンジ状になっていておいしくない事も。
アーティーチョーク。フランスではアルティショーと呼ばれます。食べれる部分が少ないんですがなかなか人気のある野菜です。菊芋に似た味がします。
平たい桃、ペーシュ プラット。白桃に近い味。他に白桃、黄桃、ネクターと呼ばれる桃もあります。ネクターも白と黄色があり、皮の表面にうぶ毛がなくつるっとしている桃です。
洗浄カット済みのサラダだけでこの品揃え!サラダはフランスの食卓には欠かせない存在。
魚屋さん。切り身も氷の上に並べてあります。鯛やスズキなどは買うときにうろこと内臓をとってきれいにしてくれます。頼めば鱗を取って三枚に卸してくれます。フランスでは切り身をパックに入れて売られているのは少ないです。
肉、チーズの種類の豊富さ
肉屋。鶏肉、牛肉、仔牛、仔羊、豚肉、内臓類。肉屋によってはウズラや鴨も丸ごと毛つきで売られていることもあります。
右下の肉はウサギの肉です。白身の肉で癖がなく繊細な味わいです。このウサギは食べるために家畜として育てられたウサギでラパンと呼び、森などで撃って取ったウサギはリエーブルと呼ばれ区別されています。
シャルキュトゥリーという豚肉加工品屋。生ハム、サラミ、ハム、ソーセージ、テリーヌ、パテ類を扱っています。その他、魚介加工品やお惣菜を売っていることも珍しくありません。
シャルキュトリー教本: フランスの食文化が生んだ肉加工品の調理技法
- 作者: 荻野伸也
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2014/09/05
- メディア: 単行本
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フォアグラも扱っています。しかも今日は2つ目がただです!
右にはアキテーヌ地方のキャビアもあります。フランスはチョウザメの養殖も行っています。
フランスといえばチーズも有名です。この品揃え!このチーズ売り場で扱っているものは低温殺菌(パストリゼ)されてない乳から作った本格チーズ。一つ一つ職人がつくったチーズです。もちろんパストリゼされているチーズもスーパー内の別の場所で売っています。
ワインといえば赤か白というイメージが強いんですが、結構フランスではロゼワインも人気があるんです。特に暑い季節に飲まれることが多いです。氷を入れてきりっと冷やして水の様にグビグビ飲む人もいます。
以上 フランスのスーパーで買い物 前編でした。