ニコニコ動画の料理カテゴリーにて3/20より再現料理祭が開催され、何を再現しようかと迷うことなく、すぐに”レミーのおいしいレストラン”に即決。
主人公のねずみ レミーと見習いシェフ リングイニがパリ一番のシェフを目指すストーリー。
レミーといえば”ラタトウイユ” そもそも英語のタイトルが”レミーのおいしいレストラン”ではなく”ラタトウイユ”なのだ。
レミーはねずみ”Rat” 映画のタイトルは”Ratatouille” Ratをかけているらしい。
分量
- 玉ねぎみじん切り 200g
- ニンニク 2片
- ダイストマト 300g
- オリーブオイル 大さじ2
- トマト 2個
- ナス 1本
- ズッキーニ1本
- オリーブオイル 大さじ3
- 生トマト角切り 1個分
- 玉ねぎみじん切り 大さじ1
- -エルブドプロヴァンス
- -塩コショウ
- -バジル
- -チャイブ
作り方
1.玉ねぎ、ニンニクをみじん切りにしオリーブオイルで炒め、ダイストマト、エルブドプロヴァンスという南仏のスパイスミックスを加え5分ほど煮ます。
その後塩コショウで味を調え、ハンディーブレンダーやジューサーなどでピューレにします。
これが下に敷くソースになりますよ。
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2.耐熱のグラタン皿などにソースを敷き、薄く切ったトマト、ナス、ズッキーニを並べていきます。
この時重要なのが野菜の大きさをそろえる事。
ズッキーニのサイズに合わせて幅をそろえよう。
外側を一周したら内側の列は逆方向に重ねていくときれいな仕上がりになります。
塩コショウをしてここでもエルブドプロヴァンス。
オリーブオイルをかけ、焦げ防止のためにクッキングシートを上に乗せ、170℃のオーブンで30分ほど焼く。
3.焼いている間にもう1つのソースを作ります。
まずトマトを湯剥きし種を取り角切りにします。
そこに玉ねぎのみじん切りを少々加え、エクストラバージンオリーブオイルと塩コショウで完成。
使う時に人肌程度まで温めます。温めすぎるとトマトが溶けてしまうので気をつけてください。
4.焼きあがったらセルクルなどを使い盛り付ける。セルクルがなければアルミホイルでそれらしいのを作って代用します。
セルクルの内側に野菜を貼り付け、中心部にはトマトソースを入れます。
先ほどつくったオイル系のソース、バジル、そして仕上げにシブレット又はアサツキを乗せて完成。
レミーのラタトゥイユは手間は掛かりますが、その分とても上品に仕上げられたラタトゥイユです。
今回初めて作ってみての反省点は野菜の味が弱かった、トマトソースと野菜のバランスが悪かったなと感じました。
食べ終わるとトマトソースだけが残ってしまったので、野菜はもう少し厚く切り、もっと間隔をつめて多めに並べた方がいいかと思います。
リードヴォーアラグストー
映画内で登場する”リー ド ヴォー ア ラ グストー”も再現してみました。
使う食材がとても難題。
仔牛の胸腺、海藻塩、イカの足、野茨のピューレ、ナミ貝の卵、白きくらげ、アンチョビソース....だそう。
出来上がりはグストーのレシピ通りではなくレミーのアレンジによって白トリュフオイルを加えたり色々変えたようですけどね。
これがリードヴォー。
仔牛の胸腺。焼肉屋だとシビレとも呼ばれます。
免疫機能を高める臓器なのでホルモンの部類ですが、内臓特有の臭みはほとんどなく、加熱してもふわっと柔らかい食感。
水にさらして血抜きをし軽く茹でてから、膜や脂肪などを取り除きます。その後フライパンで焼きます。
ソースはニンニク、アンチョビ、ブイヨンドレギューム(野菜のだし汁)、ディジョンマスタード、ラズベリー、黒トリュフオイルで仕上げました。
付け合せについては映画では触れられていないので、色が似ているポワローねぎをバターソテーして使いました。
イカゲソとリードヴォーを一緒に口に入れるとリードヴォーがしっとりと火を入れたイカの身かと錯覚させられました。
だからリードヴォーには海藻塩というレシピだったのではないかと思います。
ソースはラズベリーの酸味が意外にイカにもリードヴォーにもよくあいます。
またアンチョビの香りがリードヴォーを海産物であるかのような錯覚へと後押しします。
この映画を作る際、スタッフたちは実際にパリのレストランに研修に行って厨房内の構造を知り、料理を知り、忠実に再現したようです。
また映画内でパリの町並みもそのまま再現してあり、特にセーヌ川沿いのシーンはパリの町並みそのままです。
そして映画内に出てくるねずみ駆除のお店も実際にあるお店なんですよ。
ストーリーだけではなくそのあたりにも目を向けるとまた違った楽しみ方ができるとおもいますよ。