EMOJOIE CUISINE えもじょわキュイジーヌ

フランス在住のキュイジニエ(料理人)  レシピ,料理の科学,キッチンツール,フランス関連,その他雑記などを綴っています。 

料理人の教える 包丁の砥ぎ方 5つのポイントまとめ

せっかくいい包丁を持っていても砥石での砥ぎ方を知らないのは大変残念なことだ。高価な包丁でも砥がなければ当然切れなくなる。 安い包丁でも手入れが良ければよく切れ、長く使える。 料理をする人なら必ず覚えておきたい包丁の砥ぎ方を5つのポイントで解…

レミーのおいしいレストランのラタトゥイユを再現してみた

ニコニコ動画の料理カテゴリーにて3/20より再現料理祭が開催され、何を再現しようかと迷うことなく、すぐに”レミーのおいしいレストラン”に即決。 主人公のねずみ レミーと見習いシェフ リングイニがパリ一番のシェフを目指すストーリー。 レミーといえば”ラ…

ホワイトデーに ゲランドの塩バターキャラメルクッキー

塩バターキャラメルの発祥の地はフランスのブルターニュ地方。世界で初めて塩とバター、キャラメルを組み合わせお菓子を作ったのはブルターニュ生まれの菓子職人アンリ・ルルー。 ブルターニュの特産品といえば、りんごから作られるお酒 ”シードル”、そば粉…

プロの教える 鶏のガランティーヌの作り方

ガランティーヌは鶏、豚、仔牛、兎などの家禽類の骨を外し、中にファルス(挽肉を香辛料などで味付けしたもの)を詰め、蒸したり茹でたりして火を入れて作られる料理。 また温かい状態で提供されると”バロティーヌ”と言われることもあるが、大きさで区別した…

フランスの国民食 アッシェ パルマンティエの作り方

フランス人でこの料理を食べない人はベジタリアンか非国民である。 そんな世代を超え、誰からも愛される料理が"Hachis parmentier" 日本ではアッシェ パルマンティエと呼ばれるが、正式な名称はアシ パルマンティエといい、細かく刻むという動詞”アッシェ”と…

バレンタインのプレゼント用に最適!レンジで再加熱してもトロトロなフォンダンショコラ

フォンダンショコラって温めなおすとトロトロ流れなくなるんですが。。。前回のフォンダンショコラにはこんなコメントもありました。 今回はレンジで温めなおしてもトロトロなガナッシュ入りフォンダンショコラの作り方です。

色々なデザートに使えるカスタードソース クレームアングレーズの作り方

デザートの盛り付け時によく使われ、またどんなデザートにもよく合う汎用性の高いソース、カスタードソースの作り方です。 フランスではクレームアングレーズと呼ばれます。アングレーズとはイギリス風という意味。

フワフワ!アツアツ!チョコレートスフレの作り方

バレンタインも近くなってきましたのでもう一品チョコレートを使ったデザートを紹介します。 チョコレートスフレ ”スフレ”とは膨らんだという意味です。メレンゲを加えオーブンで焼き上げ膨らませます。焼き立てのアツアツで食べるデザートです。

スプーン1本でアイスクリームをきれいに盛り付ける方法

フォンダンショコラの動画でどうやってアイスクリームを盛り付けたのか知りたいというコメントを頂いたので詳しく説明をしたいと思います。 まずはスプーン選びから。スプーンも色々な形がありますが、より膨らみの強いスプーンを選んでください。平たいスプ…

チョコレートが流れ出す”フォンダンショコラ”の簡単レシピ

フォンダンショコラはフランスのチョコレートケーキで子供から大人まで広く愛されているデザートです。フォンダンとは溶けるという意味。 フランスのスーパーでもよく売られている人気のスイーツです。 もちろんレストランでも提供されていて、フォンダンシ…

バレンタインにローズ&ラズベリー ホワイトチョコトリュフの作り方

バレンタイン用トリュフショコラの作り方。 ちょっと変わったローズとラズベリーのホワイトトリュフショコラです。でも作り方はとてもシンプル! フランスのバレンタインは女性がチョコレートを男性に送るという習慣はありません。男性が恋人にプレゼントを…

パリの新聞社シャルリーエブド襲撃事件 フランスは連続テロ、大不況に陥る可能性!?

1月7日にパリの新聞社“Charlie Hebdo”に黒い目出し帽をかぶった男らが押し入り、カラシニコフと見られる自動小銃を乱射したという事件があった。 同日これによりパリを含むイル・ド・フランス州におけるテロ警戒レベルが最高レベルである「攻撃の警戒」に…

寒い夜に飲みたい ホットワインの作り方

日本のこの冬は異例の寒さと大雪。 そんな寒い冬にホットワインで暖まりましょう。英語圏では[Mulled wine]モルドワインと呼ぶようです。 フランスでは[Vin chaud]ヴァンショー、Vinはワイン、 Chaudは熱い、そのまま熱いワインという意味。 色んなレシピが…

フランスを食す ”アンドゥイエット” 腸の腸詰め

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 今年最初の記事[フランスを食す]シリーズの第一回目、アンドゥイエットです。

ローストビーフを完璧に仕上げる為の5つのポイントまとめ 

ローストビーフを完璧に仕上げる為に科学的な目線で5つのポイントを詳しくまとめました。 これらのポイントはすべての肉のローストの基本となります。 ローストビーフを一度も作った事がなくても、ある一つの道具の力を借りるだけでレストランで出されるよ…

オマール海老のテルミドールと爪の身の外し方

年末年始と言ったら海老料理。今回はオマール海老のテルミドールです。 テルミド ールのもともとの意味はフランス革命時に制定された革命歴で熱月を意味する。1794年の7,8月の事。 その後1894年にパリのコメディ・フランセーズ劇場で上演された『テル…

フランスのクリスマスツリー事情

フランスでクリスマスになるとよく目にするもの、スーパーなら牡蠣、フォアグラ、シャンパン。パン屋ケーキ屋ならブッシュドノエル。花屋ならクリスマスツリー用モミの木。フランスでクリスマスツリーは本物のモミの木を買って家に飾る習慣があります。

シャンゼリゼ クリスマス イルミネーション

パリ、シャンゼリゼのクリスマスイルミネーション。11月20日に点灯式が行われました。期間は1月7日まで。けれども新潟や仙台の光のページェントと比べるとすごく地味です。電飾の数が少ないかなとの印象を受けました。この電飾すべてLEDを使用して…

シンプルでリッチなじゃが芋のピュレ マッシュポテトの作り方 

フランスで一番人気のある付け合せと言えばじゃが芋のピュレ、マッシュポテトでしょう。 いろいろなレシピがありますが私はこのバターがたっぷりと入ったレシピが好きです。 じゃが芋を口溶けよく仕上げた、フランスのレストランでも使われているレシピです。

フライパン一つで作れる鶏肉の赤ワイン煮の作り方 コックオーヴァン

寒い季節になると食べたくなるのが煮込み料理。 ワインをたっぷり使ったコックオーヴァン、鶏肉の赤ワイン煮を作ってみました。 ワインで世界的に有名なブルゴーニュ地方発祥の料理なので伝統的に作るならブルゴーニュの赤ワインで作るのがいいでしょう。

フライパンで作るフランスのクリスマスケーキ 簡単ブッシュドノエルの作り方

ブッシュドノエルとはクリスマスの薪という意味。フランスのクリスマスと言えばシャンパン、フォアグラ、ローストチキン、そしてブッシュドノエルが定番。 家族と一緒に過ごすのが普通で、実家に帰るのもクリスマス時期。なので25日には飲食店がほとんど閉…

フライパンだけで作る クレームブリュレの作り方

クレームブリュレとは『焦がしたクリーム』の意味。通常、砂糖を表面にかけ、バーナーやキャラメライザーで焦がし、パリパリのキャラメルを作るフランスを代表するデザート。 これをフライパン1つで作る方法です。クリームを焦がさないのでクレームブリュレ…

フランスのスーパーで買い物 後編

表紙の写真はMIKADO。日本のポッキーはMIKADOという名前で売られています。LUというお菓子メーカーが販売権を持っているようです。もちろんグリコの文字も表記されています。

フランスのスーパーで買物 前編

あたりまえですがフランスのスーパーには日本には無い食材がたくさんあります。初めてフランスに来たらスーパーに一度は行ってみることをおすすめします。観光客向けではないので安いですし、珍しい食材があるので見ているだけで楽しいですよ。 それにお土産…

料理の科学② ロースト

前回記事の続きと補足から。 前回、肉表面を焼かずにオーブンに入れてもメイラード反応が起きにくく、肉の香ばしい匂いがせず肉の嫌な匂いが出てしまうと書きました。しかし、ダイレクトにオーブンにいれ肉表面にメイラード反応を起こさせる方法もあります。…

料理の科学① メイラード反応

皆さん焼肉は好きですか?私は大好きです!肉を焼くといい香りがしますね、その香りで食欲が沸いてきますよね?なぜでしょう?これがメイラード反応によるものなのです。たんぱく質が焼かれ組織が破壊され組織液が出てくる、肉汁ですね。この肉汁が熱を受け…

【フランス料理調理技術編】スュックとデグラッセ

フランス料理には日本料理の調理には無い操作がたくさんありますが、その中でも代表的な操作が『スュックをデグラッセする』という操作です。

フライパン1つで簡単ラタトゥイユのレシピ

ラタトゥイユはタイムの香る南仏を代表する料理です。 野菜がたっぷり取れる大好きな料理の1つです。 フライパン1つで簡単においしい作り方を紹介します。

オーブンを使わない!仔羊のフライパンロースト

仔羊のフライパンロースト。またまたフライパンローストです。仔羊にはタイムが良く合いますね。付け合せはラタトゥイユ、これもまたタイムを利かせた野菜のトマト煮。これぞ王道フレンチ。

豚肉のフライパンローストとソースシャルキュティエール

豚肉のフライパンローストとソースシャルキュティエール 今回の料理もオーブンを使わずにフライパンローストで仕上げました。シャルキュティエールとはフランス語で豚肉加工品屋風のこと。生ハム、サラミ、パテなど等色んな豚肉の加工品を売っているお店の事…